Consultant Profile HIROFUMI FUKUMA 生産拠点の海外化はさらに進む グローバル購買は超花形ポジションになる

福間 啓文
専門・担当領域:管理系専門職 購買・物流・SCM(精密機器業界)
私立理系大学卒業後、精密機器メーカーにてソリューション営業を経験し、2000年にアデコへ入社。メーカーでの経験を生かし、製造業、商社、物流業界で活躍する購買、物流、SCM職専門のキャリアアドバイザーとして1,500人超の転職支援に携わる。これまで手掛けた転職成約数はのべ400人。自らの営業としての視点とコンサルタントとしての経験から、1人ひとりのニーズをくみ取り、的確な情報提供・アドバイスをすることを念頭に転職支援を行っている。CDA(Career Development Advisor)資格取得者

コンサルタントの視点 Consultant Viewpoint

製造業の海外生産比率が過去最高を記録

2015年3月に経済産業省が発表した「海外事業活動基本調査」よれば、製造業の海外生産比率は前年に比べ2.6%上昇し、22.9%と過去最高を記録。業界で見ると自動車を含む輸送機器の海外生産比率はすでに43.7%に達している。今後もメーカーの海外生産は高付加価値製品を除きさらに増加すると予測され、日系企業のグローバル化があらためて浮き彫りになった印象です。
このような中、製造業におけるアジア現地法人の資材調達は、韓国・中国・タイ・インドネシアといったLCC(Leading Competitive Countries)に集約されつつあり、すでに約7割をアジア域内で調達する状況に。企業からアデコに寄せられた紹介依頼実績では、英語・中国語・韓国語を要件とするグローバル購買職の求人が増加傾向にあります。とくに新規サプライヤ開拓や、エンジニアとの折衝に長けた経験者に大きな期待が寄せられています。また最近は、国内生産を再評価する動きも出始めていることから、国内の購買職における採用ニーズも高まっています。

グローバル購買職の採用条件とは?

当然ですが、英語ができることがまず大前提。次に同業界での購買経験とモノに対する知識が必須条件になります。そして人柄、仕事への志向性、コミュニケーション力などが続きます。とはいえ、ピンポイントな前提条件が必須だと、なかなかいい候補者が現れないケースは当然出てきます。その場合は、ポテンシャル採用で若手を育成しようという話に。ただグローバル購買ですからやはり英語力は必須条件。(中国との輸出入が大部分を占める場合、中国語が必須になるケースもあります)。可能性の一つには他業界での購買経験者ですが、私はさらに同業界でのキャリアチェンジを挙げます。購買は、良い品を少しでも安く交渉するのが仕事。営業的な素養が求められるため、同業界の営業からのキャリアチェンジは、年齢が若ければ十分にありえます。またレアなケースとして可能性があるのが同業界のエンジニア。部品の良し悪しは営業以上に知っており、サプライヤに技術的な指摘ができる点では営業にまさります。

求職者へのメッセージ Message to Job Seeker

私からの2つの質問

「何をテーマに転職をするのか」。私がまず求職者に伺うことです。そして、ご自身は仕事に対しどんな志向性があると思うか、自己分析をお願いしています。いずれもご紹介した企業に入社した際に、満足度を左右する大切な質問です。ここがぶれてしまうと、大変な労力を使って転職したにも関わらず、後悔してしまうかもしれないからです。レジュメだけでは分からないニーズを汲み取り、質と確度を備えた転職サポ―トを提供するのが、エージェントの役割です。わたし自身も転職経験があります。お会いした際は、自分が成功したケース、失敗したケースも交えてお話いたします。

転職事例のご紹介

  • Case1 営業から外資系企業の購買職にキャリアチェンジ 29歳(男性)国立大学 工学部卒

    大手電子部品商社 営業:年収600万→外資系ティアワン 購買:年収800万

    昨今の製造業界では、業績好調な自動車業界の企業を中心に、他業界の購買経験者に対する採用ニーズが高まっています。例えば、ある大手電子部品関連商社の男性が勝ち取った外資系ティアワンへの転職は、おそらく以前の自動車業界では見られなかったケースです。しかもこの方は購買経験が2年弱と短く、さらに直近の職種が営業職という不利な条件からのスタートでした。この時、私が着目したのは、商社における営業の業務が、一般的な購買業務と非常に近いということ。そこで私が企業に推薦する際に、“購買的な動きに長けた営業”として、エンジニアとの折衝や部品調達、サプライヤ開拓といった商社営業ならではの経験を全面にアピールしました。また購買の世界では、取引金額の大小が採用の指標となりますが、この方の場合、大手クライアントや大手仕入れ先との大規模な取引経験がプラス材料に。結果、600万円から800万円へ大幅な年収UPとなりました。

  • Case2 得意の英語力を生かしてグローバル購買にキャリアアップ 27歳(男性)私立大学 工学部卒

    ゲーム機関連機器メーカー 購買:年収450万→モバイル電子機器メーカー グローバル量産購買:年収620万

    中堅のゲーム機器関連会社で、コントローラやカバー、液晶フィルタ等の購買に携わっていた27歳の男性。得意の英語を生かせていないことに慢性的な不満を抱いており、転職活動では、「外資系企業でグローバル購買に携わりたい」という希望をお持ちでした。この時、私がまずお伝えしたのは、「グローバル購買として活躍するなら日系企業を目指すべき」ということ。基本的に外資系企業の仕入れ先は国内にあることが多く、購買業務として英語を使う機会は非常に少ないのです。この点を踏まえ、日系のモバイル電子機器メーカーのグローバル量産購買職を提案。元々の業務が量産購買に近かったことから、異業界でもその経験が生きるとの判断でした。またこの時、アデコの独自情報としてお伝えしたのが、社内公募制をはじめ比較的キャリアの希望が通りやすいというリアルな社内事情。この方は将来的に開発購買に携わりたいという意向をお持ちだったこともあり、この会社であればキャリアパスも描きやすいとご納得いただきました。その後、面接対策や志望動機・自己PRの再構築を含む丁寧なコンサルを経て、無事内定。年収も450万から620万円の大幅増となりました。

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