憧れの外資系への道

外資系企業担当 マイケル 水原 特命!! 転職エージェント Adecco7

Adeccoの転職エージェントとして勤務しているが、それは、表の顔にすぎない。彼らには、満足のいく転職を実現させる“特命!! 転職エージェント”として様々なノウハウを伝授するもう一つの顔がある。

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2016.12.26

外資系企業のチェック道

外資系企業担当 水原マイケル

入社して初めて知る、気がつくということは転職でよくある話ですが、外資系企業に入って、「こんなはずじゃなかったのに」とならないために、事前に日本企業と外資系企業の違いを把握してその日に備えましょう。
もちろん企業によって異なるため、外資系企業で多くみられる特徴として参考にしてみてください。

日本企業との違いを知る

外資系企業では日本企業と異なることが多く存在します。それはメリットでもありますが、少なからず戸惑うところでもあるでしょう。まずは、日本企業と外資系企業の主な違いについて見ていきましょう。

年収が高い
外資系企業は総じて年収が高い傾向にあります。人材を確保するときは、業界経験や業務を実行する力を備えて即戦力になる人材を迎え入れることが多いです。そのため、中途採用やヘッドハンティングが一般的な採用方法です。これに加えて高い英語力も求められます。
その分いばらの道とはなりますが、採用されれば人材の能力に見合った高い年収が期待できます。そのうえ、ベースアップも毎年高い割合で行われるため、キャリアに応じた年収アップが期待できるのです。
福利厚生制度の形が日本企業とは異なる
多くの外資系企業の福利厚生は、日本とは形が異なります。昼食が無料になったり、社員がプライベートで旅行する際にその一部を負担したりといった手厚い福利厚生を設けている企業がある一方で、まったく福利厚生がない企業もあります。
しかし、福利厚生がない場合には、社会保険などについては自身で支払いをまかなえるように給与が高くなっています。実力がものをいう世界であるため、能力次第で着実な昇給も発生します。能力を発揮できれば福利厚生がなくても自らの給与でまかなうことができるでしょう。
サービス残業が一切ない
外資系企業は、残業代を削減したり、ストレス・疲労の軽減による仕事の効率化と成果向上を目指したりといった目的から、基本的に残業がない文化です。また、日本によくある勤務時間外の飲み会などへの強制参加も一切ありません。
仲のよい上司や同僚と飲みに行くことはあっても、基本的に勤務時間以外はプライベートな時間であり、家族や友人と過ごす時間を優先することが当たり前なのです。
業績によって解雇されることもある
完全成果主義といわれるのが外資系企業。営業職の場合、売上を上げることができればその分評価され、自分の仕事によって得た利益は給与アップに大きく影響してきます。一方、どんなに頑張っても売り上げがない場合は、その評価が給与ダウンにつながるでしょう。
また、業績を上げられない場合は解雇されることも外資系企業では珍しいことではありません。あくまで自分の業績によって、雇用を得られるという発想なのです。
仕事の進め方の違い
日本企業との明確な違いのひとつとして、外資系企業ではジョブ・ディスクリプションと呼ばれる概念が存在します。それぞれの仕事についての割り振りが細かく決められ、それを遂行するために動くのです。逆にいえば、その範囲を外れることに関しては手をつけなくてもいいことになります。
また、日本企業以上にプレゼンテーションがものをいうところもあります。プレゼンテーションのための会議も多く行われ、それが人事評価にもつながってくるのです。プレゼンテーションの能力は自分のスキルを上げるためにも重要となるでしょう。
人の入れ替わりが多い
日本企業に比べて入社・退社が頻繁です。上司が長くて数年、短くて数カ月で変わるといったことも珍しくありません。日本企業の体制に慣れている人にとっては、このような動きの多さに不安を持つこともあるかもしれません。逆にいえば、そりが合わない上司でも少しだけ我慢して自分の能力を発揮することに集中していれば、活躍のチャンスが広がるともいえます。

外国人上司・同僚とのコミュニケーションを知る

外資系企業に入社すると、上司や同僚が外国人であることも当たり前になります。慣れていない人にとっては、外国人上司や同僚とどのようにコミュニケーションを取ればよいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。続いては、外国人上司や同僚とのコミュニケーション力を上げる方法について見ていきましょう。

外資系企業担当 水原マイケル

自分の意見はしっかり伝えること

海外の文化では、自分の意見をはっきり言わないと意見そのものを持っていない人と捉えられることがあります。それだけならまだよいのですが、会議などで一言も発言をしなかった場合、その場にいないものと判断されることもあるようです。
どのようなことでも、自己アピールをすることがコミュニケーションにおいては重要となるため、自分の意見はしっかり伝えるようにしましょう。

上司に意見を求めるときにも自分の考えを示そう

例えば、上司に相談ごとがあるとき、ただ単に意見を求めるよりは、自分はこのように思っているという考えを示してから意見を求めるようにするといいでしょう。それにより上司は、部下がしっかり考えたうえで意見を求めていると理解し、力になろうとしてくれるのです。
また、上司の意見と違った考えを示すことを恐れず、自分の考えを示すことも大切です。そのときに上司の意見を真っ向から否定するのではなく、いったん受け入れてから「しかし自分はこう思う」という流れで議論を交わしてみるといいでしょう。

報連相(ホウレンソウ)を怠らないこと

うまくコミュニケーションを取るために、どのようなことでも報告・連絡・相談を行うようにします。物事によっては報告するまでもないという判断をしてしまうこともあるかもしれませんが、これはNGです。重要か否かは実際に報告してから相手が判断することです。どんなに小さなことでも上司や同僚が必ず把握できるように、密な報連相を心がけるとコミュニケーションも自ずと取れるようになってきます。
報連相やコミュニケーションは、積極的に仕事に取り組んでいるというアピールにもつながります。上司や同僚が忙しくしているときは、ランチタイムなどに報連相を実践してみるのがおすすめです。

日本人の特性が功を奏することも

日本人は相手の気持ちや空気を察することを得意とします。この特性は、外国人の上司や同僚にも重宝されるものとなるのです。次にどうしてほしいかを自ら先読みすることができれば話も早く進みますし、信頼関係も生まれてきます。
何らかの報告や連絡をする際にも、相手がどのような疑問を持つか、どのような指示をするかをある程度予想しておくと、先のことまで考慮している姿勢の評価につながります。

文化の違いを受け入れる

外国人同士では文化が異なるのは当然のことです。しかし、それを恐れて敬遠してしまうとコミュニケーションが取れなくなってしまいます。相手にとっては日本人も外国人であり、日本の文化を理解しようとしているはずですから、双方の理解を深めることが大切です。
相手について尊重と理解に努めることは、外資系企業のみならず多くの場面で必要となってくるでしょう。上司や同僚を外国人だと思って身構えるのではなく、一個人としてコミュニケーションを取る姿勢が必要なのです。

自己ブランディングの重要性を知る

最後に、コミュニケーションにも通じますが外資系企業で大切な自己ブランディングについて見ていきましょう。

外資系企業担当 水原マイケル

会議での沈黙はNG

外資系企業で働くためには、言葉を発することやその使い方が重要になります。例えば会議に出席して、言葉を発せずにその内容を克明に記録していたとしたら、次回の会議への出席を断られてしまうでしょう。これは会議があくまで意見を交わす場であるためです。こうした側面から、会議では出席者はひっきりなしに言葉を発します。そこに入っていけないと、「なぜ黙っているのか」と言われてしまうのです。

メールは結論や依頼内容を冒頭に

メールの文面に関しても注意が必要です。外資系企業の仕事では、メールの内容で相手に何を求めるかを冒頭で明確にしておかなければ応えてもらえないことが多いです。最初の文面で要求の内容がわからなければ最後まで目を通してもらえないこともあります。

出張先こそアピールが重要

出張先ではまず自分がどのような役割を持ってその場にいるのかを説明しなければ、自分がそこにいる理由を理解してもらえず、意味のない存在として捉えられてしまいます。自己紹介が言葉足らずであるがゆえに、存在意義まで危うくなってしまうのです。これを回避するためには、取り扱う案件に対して自分が一番把握しており、何かあればまず自分に相談してほしいということをアピールすることが重要となります。

社内外を問わず、自分の存在意義を言葉で伝えられるようになることで初めて人脈をつなげられるようになります。つまり、言葉を使って自己ブランディングをするということが大切です。そのためにはSNSなどのツールも積極的に利用することがおすすめです。そこで十分な自己アピールを対外的に行い、自分という人間のブランド力を高めていきましょう。

いかがでしたか。
そうです。実は、ビックリするような大きな違いはありません。ただ、働くうえで「自己アピール」の重要性は日本企業より高いことがご理解いただけたかと思います。不足していると感じている方は、今からでも遅くありません。