
●愛知ではリーマンショック以来、
有効求人倍率が1倍まで回復
2011年上半期の中部エリアの有効求人倍率は、平均して0.69倍前後という厳しい雇用情勢が続いていましたが、地場産業ともいえる自動車関連企業を中心に採用活動の動きが活発になっていることから、2011年下半期にかけては0.83倍へと少しずつ改善傾向にあります。
特に愛知県単独での最新(2011年12月時点)の有効求人倍率は1.00倍となり、リーマンショック前の状況に戻りつつあります。
この背景には、リーマンショックの影響により多くの企業が経営の再編や見直しを余儀なくされ、採用活動を停止していましたが、中国をはじめとする新興国での自動車需要の急増や、最先端技術を取り入れたハイブリッド車やエコカーなどの普及が、業界全体の採用ニーズを後押しする大きな要因となり、生産の拡大に向け、人材の確保が急務となっているためです。
一方、2011年3月に発生した東日本大震災では中部エリアに本社機能を置く関連企業の工場などが被災し、自社製品の生産がストップするなどの影響が出ていました。ただ、その影響は限定的なもので、翌月以降からは中部エリアの最重要産業である製造業では、機械・電気設計などの各種エンジニアや品質管理・品質保証などの求人が出ており、自動車関連企業だけではなく、三河エリアを中心とした製造業各社で生産部門における人材の需要が高まっています。
また、これまでこれらの求人の多くは実務経験を求められるものが中心でしたが、未経験でも始められる技術系アウトソーシングなどの求人も増加傾向にあり、製造業界全体として採用意欲の底堅さが伺えます。2012年以降もこの傾向はしばらく継続していくものと思われますのでエンジニア経験がある方はもちろんですが、これから自分のキャリアにしたいと考えている方はキャリアアップ、キャリアチェンジを実行する良いタイミングではないでしょうか。
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